2026年大河『豊臣兄弟!』で注目の舞台──豊臣秀吉・秀長の主君・織田信長が築いた安土城とは?【前編】 (4/6ページ)

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琵琶湖の内湖である西湖に面した安土城。(イラスト・香川元太郎)

現在では、安土城跡がある安土山は独立した丘陵となっています。しかし築城当時は、琵琶湖の内海(現・西の湖)に囲まれ、その地形を天然の広大な水堀として利用するとともに、港としての機能も備えていました。

安土は京都から陸路で約50キロ、琵琶湖を舟で横断すれば約30キロという至近距離に位置し、都にいったん変事が起これば、すぐに駆けつけることのできる絶好の立地でした。琵琶湖そのものを城郭機能の一部に取り込んだ安土城は、水路を活かすことで、大軍勢や大量の物資を迅速に京都へ輸送することが可能だったのです。

そのような安土城ですが、戦国期の城郭として決して完璧ではなく、明確な弱点も抱えていました。それは、何と言っても防御力の乏しさです。

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