『豊臣兄弟!』藤吉郎と小一郎の初恋の結末…史実から直(白石聖)と寧々(浜辺美波)の真逆の運命を辿る (5/10ページ)
“想いを寄せている”のが伝わる場面でした。
小一郎が「素の自分」に帰れる相手
興味深いのは、派手さのない芯の強さを感じさせる直は、後年「秀吉の名補佐役」と称される秀長の人物像と、静かに呼応しているようにも見えるところです。
秀長は、ドラマでも史実でも、秀吉ほど野心を前面に出す人物ではありませんでした。常に一歩引き、現実を見つめ、周囲との調和を重んじる……その性格は、初恋においても同じだったようです。
二人のやりとりを見ていると、燃え上がるような恋というより、日常の延長線上にある穏やかな恋として育っていく感じがします。
小一郎が「素の自分」に帰れる相手
直は、秀長の野心を煽り出世へのモチベーションをあげるタイプではありません。むしろ、秀長が「何者でもない素の自分」でいられる時間を与えてくれる存在だったのではないでしょうか。
戦国という苛烈な時代において、直と過ごす時間は小一郎にとって何より貴重な安らぎだったでしょう。
けれども史実でも、秀長は「慶」(※智雲院とも)という女性と一緒になります。実際、出自などの詳細は謎に包まれているのですが、ドラマの公式サイトの紹介文では、
〜小一郎の正妻。