『豊臣兄弟!』いずれ訪れる悲劇…戦国一の美女・お市(宮﨑あおい)登場!願いの鐘に託す姉・妹の祈りを考察 (4/8ページ)
その悪業に胸を痛めた村の和尚は、安寧を祈い鐘を鳴らした。
すると、和尚の願いが届いたのか、鐘を鳴らすたびに鐘の中から1枚ずつ銭が落ちてきた。和尚は、その銭を村のために使おうと貯めたのだった。
けれども、それを悪党に知られて和尚は殺されてしまう。
悪党は銭欲しさに鐘を鳴らすものの、いっこうに銭は落ちてこない。
何度も何度も鐘を鳴らす悪党。
そして、その鐘の音を聞きつけた追手に見つかり、悪党は討ち取られた。村人たちは、和尚が貯めていた銭で豊かに暮らすことができたのだった。以来その鐘は「願いの鐘」となった。
そんな、ハッピーエンドのお話です。
「そんな鐘がもし本当にあるなら、鳴らしてみたいものじゃのう…」というお市。
お市が心の中に秘めている「苦しさ」
お市は、藤吉郎に「退屈というのは嘘じゃ。本当は苦しいのだ。兄妹というのは不思議。分かりたくなくても、なぜか相手のことがわかってしまう」と胸の内を明かします。
「私が今苦しいのは、多分兄上が苦しいからじゃ。」と。
気丈なお市は、兄上は強いから大丈夫だと信じているものの、やはり心は揺さぶられてしまっているはず。
突然の戦や身内の裏切りなど、常に死と隣り合わせの戦国時代。強い兄とはいえども、災いはいつ起こっても不思議はない。