縄文人、すでに「35cm定規」持っていた!実は“共通の単位”で巨大建築を設計した縄文時代 (3/4ページ)
生活に根付いた「数の概念」
それは、単なる偶然では?と思うかもしれませんが、彼らが「数」を明確に意識し、生活の中で大切にしていた証拠は、身近な遺物にもはっきりと残されています。
その代表的な例が、縄文時代のストーンサークルである秋田県の大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)から出土した、手のひらサイズの粘土板「土版(どばん)」です。
土版とは祭祀などで使われた「祈りの道具」とされるもので、多くは抽象的な模様や顔が描かれています。
大湯環状列石 土版(表)出典:JOMON ARCHIVES(鹿角市教育委員会所蔵)
しかし、この土版は極めて特殊です。表面に開けられた「孔(あな)」の配置を順に数えていくと、驚くべき法則性が浮かび上がるのです。
口:1つ 目:2つ 右胸:3つ、左胸:4つ 正中線:5つさらに裏面には、左右の「耳」と思われる位置に3つずつ孔が開けられており、合わせると「6」になるのです。