『豊臣兄弟!』直(白石聖)が救った少女は何者?この悲劇は“刀狩り”の複線か?小一郎の後悔と転機 (4/8ページ)
「わしらにとっては生きるか死ぬかじゃ!」と返す玄太の声には怒りがこもっていました。(一視聴者の自分も怒りを覚えました)
「小さきことだと!?お前も、藤吉郎も、小一郎も、この村の農民だったのに、侍になり生活が豊かになったら、そんなことも忘れたのか!」という怒りだったでしょう。
豊臣兄弟の姉・ともの夫、弥助。NHK大河「豊臣兄弟!」公式サイトより
「米を作る百姓」を守ってくれない為政者への怒り思い出されるのは2話『願いの鐘』。
野盗や野武士に次々と村が襲われ、多くの村人が殺されていました。その時、小屋に身を潜めて助かった小一郎と直は、静まった村の中の様子を見にいきます。
そこには、田んぼの側で泣き叫ぶ玄太の姿が。もう一人の友人・新吉(若林時英)が無惨にも殺され、その亡骸を抱きしめていたのです。
新吉は、苗を植えたばかりの田んぼを荒らされまいとして野武士に殺さました。
「なんなんじゃ、これは。わしらが何をした!!」と、斬り落とされた新吉の首を抱き絶叫する小一郎。
「信長も信長じゃ…偉そうなこと言うて、わしらのことを守ってはくれんじゃないか!わしらが米を作らなにゃ生きていけんくせに…」
と天を仰ぎ絶叫する小一郎。
領地争いに明け暮れる武将らが生きるための米を作っているのは農民。