4月に急増する「謎の胃痛・下痢」 新生活ストレスが胃腸を壊しやすい理由を専門医が解説 (2/3ページ)
緊張するとお腹が痛くなる経験、多くの方に心当たりがあるはずです」(安江先生)
さらにストレスは腸内細菌のバランスも乱し、腹部膨満感やガス、便通異常を起こしやすくする。ストレスは「神経系」「腸の動き」「腸内環境」という複数のルートを通じて、胃腸の不調を引き起こすとのこと。
春に悪化しやすい「IBS」「機能性ディスペプシア」とは?検査をしても異常が見つからないのに、胃腸の不調が長く続く——そんな場合に疑われるのが「機能性ディスペプシア(FD)」と「過敏性腸症候群(IBS)」。
FDは胃の不調が中心で、みぞおちの痛み・胃もたれ・食後の膨満感・早期満腹感が主な症状。IBSは腸の働きに関する症状が中心で、腹痛・下痢・便秘を繰り返すのが特徴とのこと。
「どちらも、ストレスや自律神経の乱れが深く関係しています。新生活の春はこれらの症状が新たに現れたり、悪化したりするケースが増えます。こうした症状は決して珍しいものではなく、適切な治療と生活習慣の見直しで改善が期待できます」と安江先生は言う。
今日からできる!胃腸を守るセルフケア5つ安江先生が特に大切だと話すのは「自律神経のバランスを整える生活習慣」だ。

①規則正しい食事 朝食をとることで胃腸が目覚め、体内時計も整う。脂っこい食事・刺激物・アルコールは控えめに。よく噛んでゆっくり食べることも消化の助けになる。
②腸内環境を整える 食物繊維や発酵食品(ヨーグルト・味噌・納豆など)を取り入れ、善玉菌を増やす習慣をつけよう。
③睡眠の質を上げる 毎日同じ時間に就寝・起床することが理想。寝る前のスマホは交感神経を刺激するため、就寝1時間前はリラックスタイムに充てると良い。
④軽い運動を取り入れる ウォーキングなどの有酸素運動は腸の動きを促し、ストレス軽減にも有効。