【豊臣兄弟!】共闘から決裂へ…織田信長と戦い続けた足利義昭(尾上右近)、執念の生涯[前編] (3/7ページ)
信長は戦国大名の中でも特に刀好きで知られているため、その個性を強調した演出なのでしょうね。
お市の方。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
義昭は、信長の支援なくして将軍にはなれなかった人物です。1568年(永禄11年)、信長の軍事力を背景に上洛を果たし、第15代将軍に就任します。そのようなことからしばらくは、両者の関係は極めて良好でした。
翌1569年(永禄12年)、織田軍の留守を突いて、阿波へ退いていた三好三人衆が約1万の兵で京都を窺います(本圀寺の変)。このとき義昭は、光秀ら幕臣とわずかな兵でこれを防ぎ、さらに細川藤孝(演:亀田佳明)らが援軍として駆けつけたことで、三好勢は撤退を余儀なくされました。
この一件は、信長にとっても予想外だった可能性があります。義昭は単なる「担がれた将軍」ではなく、一定の軍事的力量を持つ存在であることを示したからです。
この勝利により、義昭・信長連合は諸大名の支持を集め、その軍勢は8万に膨れ上がったとも伝えられます。
1570年(元亀元年)、信長は朝倉義景(演:鶴見辰吾)討伐のため越前へ出兵しますが、その最中に義弟である浅井長政(演:中島歩)がまさかの謀反。