朝ドラ【風、薫る】予習:逆境を切り開いた才女!ヒロイン・大家直美(上坂樹里)のモデル・鈴木雅の生涯 (4/8ページ)
「己の良心に恥じないか」が判断基準。育ちは良いが視野が狭くなりがち。いざという時に潔く思い切った行動力がある。
5年の結婚生活後、夫が死亡しシングルマザーとして上京
生まれも育ちも性格も異なる若き女性二人。
「己の良心に恥じないか」と考えるプライドの高そうなりんと、目的のためにはウソもずるもいとわない現実直視な直美は、まったく考え方が異なりそう。かなりぶつかりそうな気もしますね。
けれども、このドラマのキャッチフレーズ『道をはずれた人から、いつも道は生まれた』のように、ちょっと型破りなもの同士。そんな彼女らが、日本で初めての看護婦になるまでの成長過程が楽しみです。
5年の結婚生活後、夫が死亡しシングルマザーとして上京
大家直美のモデルになったのが、実在の人物・鈴木雅です。
雅は、安政4年(1858)、第13代徳川家定の時代に、静岡県の士族・加藤信盛の娘に生まれました。江戸時代が終わり明治になるまであと10年ほどという頃です。
父親の加藤信盛は幕臣で、鳥羽・伏見の戦いに参戦した後、日本各地を転戦しつつ、最後は五稜郭に立てこもって戦い生き残ったそうです。
「子供の頃に親に捨てられて家族がいない」というドラマの設定とは異なりますね。
雅は明治9年(1876)の18歳頃、1年間横浜のフェリス・セミナリー(現在のフェリス女学院)で学んでいます。その後、1878年に結婚しました。夫の鈴木良光歩兵少佐は9歳年上で、西南戦争にて大阪鎮台歩兵第9連隊第2大隊大隊長を務めた人物です。