『豊臣兄弟!』また“弟”に裏切られるのか…織田信長と浅井長政の絆を狂わせた絶望の謀反を考察 (3/10ページ)
そして、「この世に穢れなきものがいるとしたら、それはそなたじゃ。」という、信長の長政に対する最高の口説き文句を聞きました。
このドラマの信長は、豊臣兄弟の絆の強さを羨んでいたり、鉄砲の稽古中に秀吉が倒れたときは慌てて駆け寄たり、お市に責められると何も言い返せなかったりと、とても人間味のある人物として描かれています。
なかでも、「兄弟の絆」に強いコンプレックスと羨望を抱き続けている様子がたびたび描かれてきました。
謀反を企てた弟・信勝を殺し、人間不信という大きな傷を背負った信長。事切れた信勝を抱きしめて「なぜじゃ。なぜじゃ、信勝」という慟哭は忘れられません。
この「なぜじゃ」は、誰がどう分析して説明しても、信長は直接信勝の口から聞かないかぎり、永遠に納得できないでしょう。「なぜじゃ」と苦しみ人が信じられず「兄を裏切らない弟」という存在に羨望を抱いていた信長。
政略結婚で義弟となった長政の、素直で実直な人柄やお市に対する偽りない愛情を知り、さぞかし嬉しかったことでしょう。
本音を漏らす信長今回、信長は、近江・常楽寺で相撲会を催しました。
ちなみに、史実でも「三度の飯よりも相撲が好き」といわれていた信長。JR安土駅に設置された力士像の石碑には、「元亀元年(1570)3月1日、信長が近江国中から相撲取りを集めて常楽寺で相応大会を行った」旨が刻まれています。
安土城築城後は、天正6年(1578)〜天正9年(1581)にかけて毎年相撲大会を催していたそうです。