2024年紅麹事案 九州大学今坂論文への疑義申立——「プベルル酸が同定されている」という前提なき断定への異議—— (5/6ページ)
今坂論文への疑義申立は、その最前線における一つの行動である。
6 科学の歴史が修正されるとき
今坂論文をはじめ、本事案において「PAが紅麹サプリの健康被害原因である」という前提のもとに書かれた論文は複数存在する。これらの論文が引用されるたびに、検証されていない断定が「科学的事実」として積み上げられていく。
弊社が行っている疑義申立——東京科学大学(㊀)・今坂論文(本号)・各報道機関(予定)——は、この「誤った積み上げ」に対するブレーキとしての意味を持つ。
科学の歴史において、誤った「定説」が修正された例は枚挙にいとまがない。その修正のきっかけはほぼ常に、多数派の権威ある主張に対して証拠をもって異議を唱えた少数の声であった。
弊社が取得した開示文書は、「収去なき断定」という行政の構造的欠陥を実証している。
科学の歴史が修正される日は近い、と弊社は確信している。