『豊臣兄弟!』なぜ足利義昭(尾上右近)は信長を見殺しにしたのか?姉川で動けなかった“将軍”の限界[後編] (4/8ページ)
足利尊氏。(絹本著色伝足利尊氏像・浄土寺蔵)Wikipedia
足利尊氏は、室町幕府の法令『建武式目』において、守護について次のように記しています。
「守護職は上古の吏務なり、国中の治否、ただこの職に依る」
「守護が補せらるの本意は、治国安民のためなり。人として徳あらばこれを任じ、国として益無くんばこれを改めむべし」
つまり、「守護は律令制における国司のようなものであり、国が収まるか否かは守護にかかっている」「守護の本務は治国安民であり、徳ある者を任じ、不適任であれば直ちに罷免する」ということでした。