幕末の倒幕運動は“偽金”で動いていた!諸藩が手を染めた犯罪級の資金調達の実像 (3/4ページ)
ちなみに長州藩は万延二分金ではなく、天保通宝の偽造を大規模に行っていたと見られています。
江戸末期~明治時代前半にかけて流通した天保通宝(Wikipediaより)
さらに、かの坂本龍馬も偽金製造に強い関心を持ち、土佐藩に偽造を献策した記録が残っています。
龍馬は土佐藩士の岡内俊太郎に「薩摩から偽二分金を持ち帰る」極秘任務を命じていますし、土佐藩は龍馬の死後に秘密工場を設けて偽造を本格化させました。
もはや犯罪組織です。倒幕運動の裏側では、こうした影の資金調達が大きな役割を果たしていたのです。
偽金の経済とはいえ、偽造二分金が広く流通した背景には、現代の偽札とは違う事情がありました。