小林製薬紅麹事件「青かびが工場に混入した」という説の矛盾を検証する(前編)─ プベルル酸でないとすれば、青カビ汚染説はさらに崩れる ─ (5/7ページ)

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5 矛盾④:「冬〜春」にカビが大量増殖するか
 小林製薬の紅麹サプリ問題で健康被害が生じた製品は、2023年2月〜8月に大阪工場で製造されたとされる。一方、問題が公表されたのは2024年3月22日である。
 P. adametzioidesは果実腐敗菌であり、増殖には高温多湿を要する。冬から春にかけて(2〜3月)、閉鎖空間で稼働している食品工場内でこの菌が大量増殖することは、微生物学的に極めて考えにくい。製造期間とされる2023年2〜8月のうち、真夏(7〜8月)は高温多湿で増殖の可能性はあるが、冬季(2〜3月)の大量汚染は説明がつかない。
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