朝ドラ【風、薫る】史実ではりんの妹と結婚…槇村宗一(上杉柊平)のモデルとされる川原健二郎の実像 (6/8ページ)
ドラマが始まった頃、りんと安の姉妹は、いつも『娘双六』で遊んでいました。その双六の「上がり」は「奥様」でした。姉妹ともに良家に嫁いで妻となり子供を産む「奥様」になること=「結婚」が人生の最終目的だと思っていました。
けれどもりんは、間違った結婚をして大変な目にあったので、自立の道を選びます。そして、自分の手で病人の支えになるプロの看護婦の道と邁進していきます。
一方、安は、母や姉を支え、りんの娘の面倒も見つつ、一ノ瀬家の家事全般を一手に引き受けています。(母、美津は「お武家さんのお嬢様」かと思いきや、意外と商売上手で接客上手。職業婦人として働くほうが性に合っていたようです)
安は、母や姉とは対照的に「家庭を守る側」の人生を歩んでいくような感じ。史実でも、ドラマのりんと同様、姉の大関和はわりと感情的なタイプで気持ちが昂ぶるとすぐに涙を流す性格で、妹の釛は、物静かな性格であったそうです。
「上がり」は「奥様。『娘一代成人雙六』(ポーラ文化研究所所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100314091
釛は実子以外にも甥も育てる史実では、川原健次郎と大関釛が結婚した明治17年(1884)は、まだ、和が看護婦養成所に入学する前。