【豊臣兄弟!】松永久秀の最期に残された“平蜘蛛”の謎…本物と偽物をめぐる第20回を考察 (6/11ページ)

Japaaan

目も眩むような金銀財宝が眠っていて、わしはその絵図を手に入れた。……………と言ったら信じるか?

内緒話に身を乗り出していたのに、シメの言葉にずっこける豊臣兄弟。「戯言か!」と怒る秀吉に、「戦のことばかりあってもつまらん。戯言は夢があっていい。天下は信長にまかせる。力を貸す。大和さえ返してくれるなら」と答えます。

史実でも、松永久秀の氏素性は不明です。小一郎が「いくら松永殿のことを調べても誰もまことを知らない」というと、

「まことのことなどどこにもない。父は贋作作りを生業にしていた。だから身分も偽ってばかり。このわしはそんな父が側女に産ませた子、このわしも父に造られた紛い物。貴賤の子とさげずまれた。だからいつか本物になって見返してやる」と答えます。

三吉長義殿だけはこのわしを紛い物扱いしなかった。わしはあのお方こそ本物の父だと思っている。その父から任されたのがここ大和。御仏と神々の威光に満ちたこの大和を納めることは、このわしは本物であることの証……………と言ったら信じるか?」と久秀。

「また嘘か!」と、秀吉は怒りますが、「わしは今の話を信じます」と小一郎は返します。

「けれど、信じようが信じまいが死んでしまえばそれまでです。」と。

「上様はあなたを許すきっかけが欲しいだけ。あなたを死なせたくないのでございます。拙者とともに長生きいたしましょう。」と秀吉。

ここでも、今まで足利義昭(尾上右近)や浅井長政(中島歩)に、「死んではならない。無様だろうがなんだろうが生きてくだされ」という、ドラマのテーマ「生きていてこそなんぼ」が、久秀にもぶつけられました。この思いは生涯貫き通して欲しい。

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