【豊臣兄弟!】松永久秀の最期に残された“平蜘蛛”の謎…本物と偽物をめぐる第20回を考察 (7/11ページ)
「私はあなたを信じる」とまっすぐに言われたら、誰でも嬉しい。NHK大河『豊臣兄弟!』公式サイトより
「人間に本物だのまがいものだのは関係ない」二人の説得に「わかった」と頷いたものの、久秀は兄弟の目の前に平蜘蛛を二つ並べ「どちらが本物か見極めろ」と無理難題をふっかけます。
兄弟が審美眼を持っているかを確かめたかったのではなく、どう対応するかを知りたかったのではないでしょうか。
二つの茶器を見比べながら兄弟コントを繰り広げる二人ですが、こういうときはやはりピンチに強い小一郎。
「見切ったぞ!」とばかりに「まがいものの平蜘蛛はこっちじゃ」と、一つを庭に向かって投げつけようとすると、慌てて久秀が止めました。その様子を見て「これが本物じゃ!」と勝ち誇る小一郎。久秀は「そうきたか」と負けを認めました。
小一郎は「人にまがいものはないと存じまする。百姓じゃろうが侍じゃろうが皆、本物。いつわりもいずれまことになると。松永殿は本物であります。」
「誰でもが生きていく価値がある。そういう社会を作っていくのだ」という、これもドラマの根底に流れるテーマを感じた場面でした。
「お前たちこそ本物じゃ。本物の大馬鹿者じゃ。」
久秀は二人の説得に応じてくれたかと思いましたが。