朝ドラ「風、薫る」看病婦と看護婦見習いが助け合う日は来るのか…明治時代の看護の過酷な現実 (6/9ページ)
「内科の看病婦の給金は月3円と聞いた」と工藤トメ(原嶋凛)。
3円?そんなに安い給料で?とざわめくなか、「それでも女ができる仕事ではいいほうだって」というトメ。あまりの看病婦の賃金の安さに皆、言葉を失います。
経験の豊富な先輩の看病婦に教えを乞うりんですが。NHK朝ドラ「風、薫る」公式「X」より
「女の仕事」に対する金銭的評価が低過ぎた時代直美が「アメリカではトレインドナースは月30円くらいの給料」というと、ざわめく“ナース7”。
史実では、明治21年に養成所を卒業した大関和と鈴木雅は、「帝都医大病院」にそのまま就職し、和は外科看病婦取締(看護師長)に、雅は内科看病婦取締(看護師長)に就任します。
そのときの二人の給料は日給約33銭、1ヶ月にするとおよそ9〜10円くらいと推測されています。(この当時の「1円」は庶民にとって現在の2〜3万円とも言われています)小学校の教師の初任給が5円だったので、激務とはいえども看護師長はそこそこの高級取りの部類に入るのではないでしょうか。