『豊臣兄弟!』宿老追放は信長の慈悲か粛清か?元親はジェンダーレス?安藤父子の最期…史料から第25回を考察 (5/14ページ)
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。
森乱(市川團子)との相撲に敗れ、追放を言い渡された宿老たち。万が一彼らが相撲に勝ったら、信長はどうするつもりだったのでしょうね。
【豊臣兄弟!】美少年・森乱(蘭丸)は実際に強かった!?「安土相撲大会」に隠された“権力誇示”の真実ちなみに天正8年(1580年)時点で森乱は16歳、対する宿老たちは、林秀貞68歳・佐久間信盛53歳・安藤守就78歳でした。
もしこの相撲エピソードが実際に行われていたとしたら、若者が老人たちをなぶり倒す地獄絵図だったことでしょう。
ところで信長が宿老たちを追放した時の様子が『信長公記』に残されています。
……八月十七日 信長公大坂より御出京 京都に而御家老 林佐渡守 安藤伊賀父子 丹羽右近 遠国へ被追失子細は先年 信長公御迷惑の折節含野心申之故也……
※『信長公記』巻十三「佐久間林佐渡丹羽右近伊賀々々守事」より。
【意訳】天正8年(1580年)8月17日、大坂から京都に着いた信長は、家老の林佐渡守(秀貞)・安藤守就と安藤定治父子・丹羽右近(にわ うこん)を遠国へ追放した。その理由は以前に信長が窮地に陥った時、謀叛を企んだからである。
この謀叛については諸説あり、実際のところははっきりしていません。劇中では林と安藤が武田に内通し、佐久間が石山本願寺と内通した設定となっていました。
劇中では林と佐久間についてはその最期があっさりと描かれ、丹羽右近(丹羽氏勝)については言及されていません。ちなみに丹羽長秀(池田鉄洋)との血縁関係はないようです。
