朝ドラ『風、薫る』りんのモデル・大関和が解任された本当の理由…今井医師のモデル・佐藤三吉が引き留めないわけ (5/9ページ)
和もかなりやりづらかったことでしょう。
結局は、和と男性医師の間には不協和音が生じるようになってしまったのです。
佐藤は和の看護婦能力を高く評価していたものの「医師とソリの合わない看病婦取締を病院には置いておけない」と悩んだすえに解任。和は頭を下げればいち看護婦としては働くことはできましたが、それをせずに病院を去りました。
結局、和の退職後、鈴木雅も桜川里い(ドラマでは玉田多江/生田 絵梨花)も三ヶ月後に病院を退職します。
男性医師のメンツを重んじ和を辞任に追い込んだ第一医院ですが、その後、新聞に「看病婦の質が下がった」という投書があったり、女性誌に「和の解雇劇」記事が掲載されたりして、慌てて看護講習の見直しを図るようになったそうです。
結果的に、和は第一医院の体質改善に大きな役目を果たしたのです。
頭を下げれば看護婦を続けられたけれど、自ら辞めるりん。 NHK「風、薫る」公式サイトより
建議書のほかにも「医師が和を嫌う」理由がドラマの中では、最初は患者として登場した「チュウ」こと丸山忠蔵(若林時英)は、実は『新宿中村屋』の創業者・相馬愛蔵がモデルとされ、史実ではりんのモデル・大関和と、長い友情の絆で結ばれた間柄でした。