朝ドラ『風、薫る』りんのモデル・大関和が解任された本当の理由…今井医師のモデル・佐藤三吉が引き留めないわけ (8/9ページ)
ところが、不思議な運命の巡り合わせか、和は高田に赴任してからしばらくして、以前佐藤三吉にアドバイスされた知命堂病院長となった瀬尾原始と運命的な再会をします。
瀬尾に「父の古い病院を新築工事して最新の医療設備を整えた病院をオープンする。そこの看護婦長になってくれないか?」と依頼され、和は高田女学校を退職し新たな第二の看護婦人生をスタートすることになりました。
もし、病院であのまま働き続けていたら看病婦取締以上の仕事はさせてもらえず、「日本のナイチンゲール」大関和は、誕生しなかったかもしれません。
高田に赴任し、女学生たちとの交流、廃娼運動との出会いなどの経験を積み、瀬尾原始と再会でき、以前佐藤三吉から勧められていたこともあり瀬尾原始の病院で働くことを決め……そんな巡り合わせから、和の二度目の看護人生は始まったのです。
もともと瀬尾は、病院時代、風当たりがきつい医師も少なくない中で最期まできちんと接してくれた医師でした。
大学病院のやり方に疑問を抱いている様子の黒川医師(瀬尾原始のモデル)NHK「風、薫る」公式サイトより
第一医院解任で第二の看護婦人生がスタートドラマ「風、薫る」もいよいよ後半。舞台は第一医院から越後高田女学校へと移り、りんも直美も大関和や鈴木雅のように、いち看護婦としてだけではなく、日本の看護の発展や女性の社会進出への道を築き上げていくという偉業を成し遂げていきます。