朝ドラ「風、薫る」直美が目指す“届ける看護”…モデル・鈴木雅が日本初の『派出看護』を始めた理由 (7/8ページ)
雅は、第一病院の医師たちを訪ね、事業内容を説明して看護婦の派出をお願いしたそうです。
中には「鈴木雅が看護婦仲介業を始めたそうだが、まあ実行するのは30年後だろう」とバカにする医師もいたとか。
相変わらず、看護婦差別・働く女性差別の医師はいたようです。
「以前働いていた、第一医院のような大病院で働く看護婦も必要ですが、私は、看護婦が主体的に働けるような職場を作りたかった。ここの看護婦たちは病院にかかることのできない患者の側です」だという雅。
医療現場の主役はまさに「患者」。患者のために主体的に働くという考えに和も共鳴したのでした。
前列右より二人目が大関和、中央がアグネス・ヴェッチ、左が鈴木雅と推定。1888年10月26日卒業記念時(wiki)
雅は夫の遺産を『慈善看護婦会』に注ぎ込む第一病院のほか第二病院で働く看護婦も協力し、質の高い医療や看護を提供、裕福な家庭からは多めに報酬をもらうという雅。
また、医師の処置が必要なときは第一・第二に搬送できるようしました。
実際の雅の生い立ちはドラマの直美とは違います。雅は、先だったの夫の遺産を、聴診器や蒸気吸入器といった医療機器に全て注ぎ込んだそうです。
「ですから失敗するわけにはいきません」と和に語る雅。