『豊臣兄弟!』三法師の誘拐は史実?秀吉の“暴挙”、お市&勝家再婚の真意…第30回放送の真相考察 (4/7ページ)
それにしても織田家宿老クラスでありながら、身辺に警護の一人もついていないというのは、不用心で見ているこちらが心配になってしまいます。
秀吉が三法師を抱えて登場した場面は?
三法師を抱え、群臣を平伏させてご満悦の秀吉。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
「またみんなで一から力を合わせて戦おう」なんていい感じの空気を作っておきながら、あえてそれをぶち壊し、三宿老に喧嘩を売った秀吉。黒田官兵衛(倉悠貴)の「殿らしい」みたいなセリフは、感心しているのか、恐らく呆れているのかもしれません。
『太閤記』などで描かれる「三法師を文字通り担ぎ上げて宿老や群臣らを平伏させる」という場面は、あくまでフラットな状態から意表を衝くから効いたのです。
劇中の展開では、柴田勝家のように元から秀吉と対立している者はもちろん、丹羽長秀(池田鉄洋)や池田恒興(堀井新太)のように秀吉に与していた者たちさえ敵に回りかねないでしょう。
本当に「上様の思いを継ぐ」のであれば、順当に織田家の利益を最優先に考えればよかったはずです。それを自分でぶち壊してしまう展開は実に斬新でした。