キツネとタヌキはなぜ「化かす存在」なのか?昔話だけじゃない、歴史と生態の意外な理由 (1/2ページ)
二者がどちらも悪知恵を働かせ、お互いを出し抜こうとする状態を「キツネとタヌキの化かし合い」といったり、狐よりも狸のほうが化けるのが上手だということを表した「狐七化け、狸八化け」ということわざもあるほど、日本では、きつねにだまされた、たぬきにだまされたといった話は今も昔も多々あります。
では、どうしてこの2つの動物なのでしょうか。
この記事では、日本でいつごろから、どうしてきつねとたぬきが「化かす」存在になったのか、その歴史を紐解いていきたいと思います。
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例えば、平安時代初期の9世紀ごろに編さんされた『日本霊異記(にほんりょういき)』では、美濃の大野郡(おおののこおり:現・岐阜県揖斐郡大野村)の男性が1人の美女に出会い、結ばれたが、女は狐が化けた姿で、犬に正体を悟られて野に帰ってしまった、という話があります。

