【豊臣兄弟!】利家はなぜ勝家を裏切った?中川清秀の描かれ方に疑問…史実をもとに第32回放送の考察 (7/10ページ)
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
お市(宮崎あおい)に「守り刀を貸して欲しい」と申し出た茶々(井上和)。曰く「自分が人質となって秀吉に近づき、暗殺する」とのことでした。
これを聞いたお市は、かつて亡き兄の信長(小栗旬)に同じようなことを申し出た過去を思い出しています。
「そなたの命を、秀吉ごときの首級と引き換えにするなど、もったいない」
自分はこの戦いで命を落とすと予見したかのお市は、茶々に対して「自分は生まれて初めて自分で生き方を選べた」「茶々にも自分で生き方を選んでほしい」と、その思いを受け継いだのでした。
未遂ではあるものの、これもまた一つの「賤ヶ岳の決闘」と言えるでしょうか。
ちなみに、茶々が秀吉の暗殺を企んだというエピソードを裏づける史料は確認できていません。こちらももしご存じでしたら、ご教示いただければ幸いです。
余談ながら、守り刀は単に護身具としてのみならず、神仏の加護を象徴する意味もありました。「守り刀を貸してくれ」という申し出は、すなわち「あなたの加護を私に託せ≒あなたにはもう神仏の加護がない、天運が尽きた」と言っているに等しい行為です。
一般的に貸し借りするものではないことを、追記しておきます。