復元ではなく"推定"で補う。高精度DSPで設計したiPhone向け高音質音楽プレイヤー「Aurescale」をApp Storeでリリース (1/5ページ)
株式会社Code and DESIGN(本社:東京都目黒区、代表:中島安彦)は、iPhone向けの高音質音楽プレイヤーアプリ「Aurescale」をApp Storeで公開しました。手持ちのMP3・AAC・FLAC・ALAC・WAV・AIFFファイルを再生し、非可逆圧縮で失われた可能性のある高域をスペクトル解析に基づいて推定・補完します。補完はあくまで「推定生成」であることを画面上に明示し、ワンタップで「原音」モードと聴き比べられる設計にしました。10バンドのパラメトリックEQ、再生と同一の処理チェーンによるWAV/AIFF書き出し(最大192kHz/32bit float)を備え、再生・解析・EQ・書き出しはすべて端末内で行い、音源をサーバーへ送信しません。基本無料、買い切りのアプリ内購入で自社広告を非表示にできます。iOS 17以降のiPhoneに対応。
「高音質化」をうたうアプリが、あえて「復元ではない」と明示する理由
音楽配信やストリーミングの普及後も、長年ためてきたMP3やAACのライブラリを聴き続けている人は少なくありません。これらの非可逆圧縮音源は、ファイルサイズを抑えるためにエンコーダが高域を切り落としており、たとえば128kbpsのMP3では16kHz前後から上の成分がほとんど残っていないケースが一般的です。
「高音質化」「アップスケール」を掲げるプレイヤーは以前からありますが、一度失われた情報を後から取り戻すことは原理的にできません。Aurescaleはこの事実から出発し、「元の音を復元する」のではなく、「失われた可能性のある帯域を、残っている音の情報から推定して補う」処理であることを、アプリ内の表示でも、ストアの説明でも明示しています。効果は音源・設定・再生環境によって異なることも、あわせて記載しています。
推定で足した音は、聴き手が自分の耳で判断できるべきだと考え、プレイヤー画面には「高音質化」と「原音」をワンタップで切り替えるスイッチを置きました。原音モードは推定成分を一切加えないリファレンスで、高精度なサンプルレート変換とスペクトラム表示だけを行います。加える量や倍音の種類も自分で調整できます。