【豊臣兄弟!】さよならの予感…蜂須賀正勝(高橋努)が秀吉に捧げた不滅の“友愛”と史実が伝える最期 (6/9ページ)
土砂降りの中ひざまづいて、上月城に向かい土下座する秀吉。
「…引き上げじゃ!」
血を吐く思いで叫んだ秀吉の胸中は正勝だけが知り、同じ痛みを感じていたことでしょう。
そして、第28話『急げ!秀吉』。
備中高松城にて「信長討たれる」の小一郎からの手紙を受け取った秀吉は、あまりの衝撃に信じられず使者の前野長康(渋谷 謙人)にも黒田官兵衛(倉悠貴)にも「こんなことは信じぬ!」と激怒して当たり散らし、手紙を破り捨てます。
「この手紙が小一郎殿の筆跡であることは殿もよくわかっているはず」と、痛ましい表情を浮かべて静かに秀吉をなだめる正勝。
この受け入れ難い辛い現実を伝えたのが、もし官兵衛なら、クールに「情報のみ」が伝わったのかも。
正勝の言葉には、秀吉へのいたわりや思いやりが込められていました。
ある時は笑えて、またある時は涙を誘う。そして、ある時は「変わりゆく秀吉を案ずる」本音をこぼす。
そんな秀吉と正勝の関係を表現する数々の伏線があっての、今回の「わしの惚れた男かどうかじゃ」の名場面につながったのだと思います。
自分を信じてくれた尼子軍を救えない絶望で天に吠える秀吉と見守る正勝。(NHK「豊臣兄弟!」公式「X」より)
「長宗我部元親との降伏交渉」で重要な役割を実際、天正13年(1585)の『四国征伐』の翌年、正勝は病にふせりがちになり京都で養生します。