『風、薫る』ロスを救う『ブラッサム』へのバトン!「自分で選ぶ道」を生き抜いたヒロインの共通点とは (4/7ページ)
看護婦と作家という異なる職業の物語ではありますが、
・「風、薫る」:看護という新しい専門職を選び、日本に看護婦という職業の道を切り開いた主人公たち
・「ブラッサム」:女性が小説を書くことを職業として一流になり、社会的地位を確立した主人公
「女性の生き方がまだ決められていた時代に、新しい生き方を自分の手で掴んでいった女性」というところが共通しているように思います。
「良妻賢母」という社会規範から離れた
さらに、両作品のヒロインたちに共通しているのは「女性は家にこもって良妻賢母であるべき」という、当時押し付けられていた「女性はこう生きるもの」という社会規範に従わなかったところにあるような。
「風、薫る」のヒロインたちは、ドラマでも史実でも結婚経験があり子どもも育てていますが、「“看護という仕事”を捨て家に入って家事育児だけに専念する」ことはありませんでした。
看護のキャリアを積み重ねて、自分たちで「派出看護の会」を設立し、次世代の看護婦を育てるまでになりました。
一方、「ブラッサム」のヒロインは、恋愛と別れ・仕事を経験しつつ、自由を求めて生きることに正直であり続けた女性……というイメージ。
両作品のヒロインたちは、「誰かに選ばれて幸せにしてもらう女性」ではなく、「自分で生き方を選ぼうとする女性」という点で重なっているような気がします。