縄文時代の怪奇な呪術世界――「頭部のない人骨」と壊された土偶が語る“生贄”の謎 (1/4ページ)
縄文人の「古人骨」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
争いごとのない、平和で穏やかな時が1万年以上続いたとされる縄文時代。人々は自然の恵みを受けながら、皆等しく豊かな日々を過ごし、創造性あふれた土器を作り、女神像に祈りを捧げる。イメージするのは、そんな大らかで牧歌的な生活を営んだ縄文人の亡骸でしょうか。
ところが秋田県では、「故意に破壊された人骨」が見つかり、さらに同じように壊された土偶も出土しています。ここでいったい何が行われていたのでしょうか。
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1980年、国道のバイパスの計画に先立って本格的な発掘調査が行われました。そこから発見されたのは竪穴住居跡、大量の土器や石器類、そして80基以上の土坑墓でした。土坑墓とは、地面に穴を掘ってそのまま遺体を埋葬した墓のことです。

