『ブラッサム』良妻賢母に抗う同級生・角田忍に絶賛の声!その魅力や実在モデル、宇野千代との関係を考察 (4/8ページ)
けれども、明治31年(1898)明治民法施行以降、家制度の強化、親権の父優先、離婚に親の同意が必要になるなどの法的・社会的制約が影響し、離婚率は急激に低下し大正時代になるとさらに低下しました。
夫が横暴な問題児でも「離婚しよう!」とは簡単に考えられない社会だったようです。
「良妻賢母」教育の教科書を朗読する珠。(NHK「ブラッサム」公式サイトより)
反骨心旺盛な忍が朗読する『青鞜』家では父親が怒るから好きな本が読めないという珠に「どこの父親も専制君主じゃね」と言う忍は、親が勝手に縁談を決めたことに怒りを抱いていました。
「うちは嫌じゃ。自分のことなのになんで親に決められにゃいけんのじゃ」。なかなか反骨心がある女学生です。
きっぱりと言い切る忍を珠は羨ましがります。
突然、「原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。」平塚らいちょうの本『青鞜』を朗読し始める忍。
らいちょうは、女性解放運動家・思想家・評論家・作家などマルチな活動をした女性です。
「今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く、病人のやうな青白い顔の月である。さて、ここに「青鞜」は産声をあげた。」(『青鞜』日本ペンクラブ電子文藝館)
「なんべん読んでも震える。うちも、らいちょうみたいに、ものが言えたら!」と『青鞜』を抱きしめる忍。