『ブラッサム』良妻賢母に抗う同級生・角田忍に絶賛の声!その魅力や実在モデル、宇野千代との関係を考察 (3/8ページ)
(男女共同参画局「高等女学校における良妻賢母教育」)
現代語に訳すると、「高等女学校の教育は、生徒たちが将来、中流以上の家に嫁いで、賢母・良妻となるための素養を身につけさせることにある」という内容。
ときの文部大臣が述べていたというのが、時代を感じます。
女性の意思を無視する教育に疑問を抱く忍
ドラマ内では、『良妻賢母』教育を当然のことと受け入れる女生徒もいましたが、角田忍は疑問を抱いたようです。
珠が朗読する教科書の内容に、ほかの女生徒のように頷いたりせず、固い表情を浮かべていたのが印象的でしたね。
教室の黒板の上に掲げられた『高雅貞淑』の書。
気品があり洗練され貞操を守りしとやかであること……ずいぶんと女性に求める(というか押し付ける)条件が多いよう。
放蕩無頼で荒んでいく清治のような夫でも『高雅貞淑』であれということでしょうか。
以前、珠に「父をどう思う?」と聞かれたリョウが「どうもこうも……嫁いで来たんだから…」と、「嫁いだ以上は不満などは言えないわ」と、戸惑ったような諦めが入ったような表情で言ったことを思い出しました。
明治前期〜後期にかけては、合わない嫁・婿を簡単に追い出す慣習が強く、手続きも緩やかだったため離婚率は高かったそう。