自転車の「ついやってしまう」が事故につながる?高校生と考える交通安全教室 (1/4ページ)
身近な移動手段として便利な自転車。でも、普段の運転に思わぬ危険が潜んでいるかもしれません。
三井住友海上火災保険株式会社が主催する交通安全教室が、岩倉高等学校の鉄道研究会の生徒と一緒に行われました。
交通事故が起きる理由や自転車のルールを学び、シミュレーター体験やワークショップを通して、身の回りの危険について考える教室の様子を紹介します。
交通事故はなぜ起きる?大きな事故の裏にある「ヒヤリ・ハット」

講師を務めたのは、一般社団法人日本交通安全教育普及協会の井澤夕里さん。まずは、交通事故がなぜ起きるのかというお話から始まりました。
紹介されたグラフでは、交通事故の要因の94.6%が「人」によるもの。人的要因の内訳では、危険を見落とすなどの「認知ミス」が58.0%と最も多く、「判断ミス」が23.5%、「操作ミス」が17.6%でした。周囲の状況に気づき、正しく判断して行動することが、事故を防ぐうえで大切だとわかります。
また、重大な事故の裏には、軽微な事故や、事故には至らなかった多くの「ヒヤリ・ハット」があるという考え方も紹介されました。
「事故にならなくてよかった、じゃないんですよ」
と井澤さん。小さな危険の積み重ねが、大きな事故につながる可能性があると説明しました。「ぶつかりそうになったけれど、大丈夫だった」で終わらせず、なぜ危なかったのかを振り返ることが大切なのですね。
さらに、月別の交通事故死者数のグラフでは、年末に向けて増加する傾向も示されました。これからの季節、いつもの道でも改めて安全を意識したいところです。