小渕優子&松島みどりW辞任で「年末選挙」の現実度

デイリーニュースオンライン

 第2次安倍改造内閣が窮地に追い込まれている。

 うちわ問題が直撃した松島みどり・前法相(58)、政治資金の不透明な支出が明らかとなった小渕優子・前経産相(40)。

 内閣改造で目玉とした女性閣僚の相次ぐ辞任は政権にとって、かなりの痛手となることは間違いない。なかでも痛恨だったのは、「将来の総理候補」として期待された小渕氏の転落劇だろう。

中華で12万、焼肉で15万……小渕優子の狂った金銭感覚

 フライデー(講談社)11月7日号は、『小渕優子 総理候補が聞いて呆れる「お嬢様のモラル破綻」』とのタイトルで、彼女の政治資金を使っての贅沢三昧な暮らしぶりを暴いている。同誌は、小渕氏の関連政治団体の2010年~12年までの政治資金報告書を徹底調査。高級店への支払いリストを丹念な取材に基づき一覧にまとめた。

 そのリストによれば、東麻布の高級中華料理店「冨麗華」では一晩に12万円、赤坂の高級焼き肉店「叙々苑」ではなんと15万円を散財するなど、その狂った金銭感覚があぶり出されている。

 異例のW辞任で、与党内からは、閣僚候補に行われる「身体検査」が機能していなかったことに対する批判が噴出。怒りの矛先はリスクを見抜けなかった官邸に向かっている。

「『身体検査』とは入閣する閣僚にスキャンダルになりそうな事案を前もって調査する言葉。官邸が主導し、内閣情報調査室や警察、公安調査庁などを使って行います。9月の内閣改造前には、小渕、松島両氏の地元で流れた裏情報が官邸に上げられたが、『問題なし』と判断してしまった」(全国紙の政治部記者)

 だが、安倍内閣に待ち受ける試練は、女性閣僚のW辞任だけでない。アベノミクスの失速に、年末には2015年10月の消費税再増税を延期するかどうかの判断も迫られている。

「政権浮揚の切り札にしたかった拉致問題でも成果を上げられていない。11月の沖縄県知事選も敗色濃厚で、安倍内閣は支持率急落の危機に瀕している」(同前)

「野党が盛り返す前に先手」

 そんななか、内閣官房の情報機関である内閣情報調査室(内調)にある指令が下っていた。

 ある内調職員は、

「松島みどり前法相のうちわ問題が話題になり始めた先週ごろから、『直近の選挙データを調べろ』という指令が下りてきた。小渕前経産相の問題が出たのは、現状での議席予測などを分析して官邸に挙げた矢先のことでした」

 と声を潜める。このことから、内調内では、「衆院の解散選挙が近いかもしれない」との警戒感がにわかに高まっているというのだ。

「衆院の解散は2015年が本命視されているが、前倒しする可能性は十分ある。安倍政権最大の売りだったアベノミクスにもボロが出て、支持率もジワジワと下がり始めている。野党が勢力を盛り返す前に先手を打とうと考えても不思議ではない」(同前)

 小渕、松島両氏の辞任が、「師走選挙」の動きを加速させるのか。

(取材・文/浅間三蔵)

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