【衝撃】牛乳を飲むと早死にすることが判明…がんになるリスクも

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最長20年に及ぶデータ収集の結果は…
最長20年に及ぶデータ収集の結果は…

 10月29日、英医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』(British Medical Journal)は、スウェーデンのウプサラ大学研究チームによる「牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短い」「女性は骨折が増える」といった調査結果を掲載した。

 牛乳は「健康に良い」「骨を強くする」と考えられていたため、これまでの常識を覆す衝撃のニュースに波紋が広がっている。いったいなぜ牛乳が悪者になってしまったのだろうか?

 調査対象は39~74歳の女性6万1000人、45~79歳の男性4万5000人以上。最長20年にも及ぶデータ収集が行われた。その結果、牛乳の摂取量が多くなっても骨折の危険性は低下せず、むしろ「死亡率の増加と関連する可能性がある」ことが分かったという。

 同実験論文の共同執筆者であるスウェーデン・ウプサラ大学のカール・ミケルソン氏は、「1日3杯以上の牛乳を飲む女性は、1日1杯未満の人と比べ死亡率が90%高く、股関節部の骨折が60%が多く、骨折全般では15%多かった」と語った。

 一方で、研究チームは現段階では牛乳の摂取量と死亡率・骨折頻度との関連性については偶然の可能性も排除できず、「さらなる研究が必要」としている。

 このニュースを受け、

  • 「散々飲んできたろよ。いまさらどーすんの?」
  • 「牛乳を無理して積極的に飲んできたので、この記事見てショックだった。がーん」
  • 「あれもだめこれもだめってなったら最終的に何も食べるなってなりませんか?」
  • 「食品は全く検証データが無いのに、そんな気がするだけでみんな決めつけているので間違いが山ほどありそう」
  • 「完全な結論は出ていないということでは? 過剰摂取はどの食品でも悪いと思うけど」

 など、国内でもネットを中心に多くの賛否の声が上がっている。では、実際はどうなのか。

「よく牛乳を飲むことを推奨する理由としてカルシウム摂取量があげられます。成人男性が1日に必要な摂取量は650mg程度。コップ1杯の牛乳にはそれが227mg含まれているため、牛乳を1日3杯飲めば摂取できてしまうわけです。しかし、牛乳には脂質が7.8g含まれており、飲みすぎると肥満になるという声もある。また、IGF-1という成長ホルモンを過剰に摂取することで、がんを発症してしまうという研究結果もあるのです。こうした要因も今回の研究結果に繋がったという向きもある。まだ、結論を出すのは早いかもしれませんが、過剰に摂取するのはよくないかもしれませんね」(大学病院関係者)

 今さら「体に悪いから飲むな」と言われても無理な話だが、死亡率との関連性の究明が待たれる。今後の牛乳研究から目が離せない。

(取材・文/DMMニュース編集部 写真/anieto2k)

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