自民党「ヘイトスピーチ規制法案」の恐い実態 (4/4ページ)
- タグ:
-
実態
-
ヘイトスピーチ規制法
-
自民党
これを踏まえた上で、ヘイトスピーチ規制法案が提出された場合に、最終的にどのような形になるか想像してみていただきたいのだ。
これは私個人の意見でしかないが、自民党がここまでネトウヨ団体的な思考を前面に出してくるならば、今回は法規制を諦め、違う形でヘイトスピーチ対策を講じるべきである。下手に規制法を作ってしまうと、マジメにヘイトクライム対策を進めたい人々にとって悔やんでも悔やみ切れない結果になるだろう。
現在はヘイトスピーチの法規制に向けた動きを自民党が主導している訳ではなく、野党が突き付けている図式なので、ここは一時撤退が賢い選択だと思われる。少なくとも自民党のヘイトスピーチに対する考え方はこれで解ったのだから、それだけでも成果はあったと考えるべきだろう。
現状よりも先に話を進めたいのならば、まずは末端の国民に対して「ヘイトスピーチの何が問題なのか?」を周知させる事を優先すべきだ。 それをやった上でならば、今回のような自民党の暴走が明らかになった際により大きな批判の声が集められる。
ところが、今はまだヘイトスピーチ・ヘイトクライムに対して興味のない国民が多すぎるため、児ポ法と同様の「何が目的なのかよく解らない法案」をゴリ押しされても対抗する方法がないのだ。
ヘイトスピーチ規制法は、言葉や言動自体を違法化するという危険をはらんだ内容なので、国民の後押しがない状態で与党を相手に立ち回るのは無謀である。何かひとつでも自民党案を含める事になれば、そのひとつが致命的な欠陥となって国民を縛り付ける結果にもなろう。この件については焦りは厳禁である。
※この原稿は解散表明より前に書かれたものです
Written by 荒井禎雄