革新派 or 伝統派? 冬に食べたい札幌の注目「おでん」 (2/2ページ)
気になるのでご主人に見せていただきました。
具材ごと分けた仕切りつきの縦長の箱になっていて、まるでおでんのマンションのようです。どのように使っているかというと、一番上のものをお客さんに出し、出たところは順につめていきます。そして一番下に新しい具を補充するという形になっているのです。
なので、常に味の染みたものを提供することができ、汁の中で煮くずれもしません。さらには、みそなので透明なだし汁と違い中が見にくいのですが、この鍋を使うことによって具を探しやすいといった利点があるそうです。仕事のしやすさだけではなく、お客さんのことを考えての発明品でした。
しかしこれだけではありません。お店の入り口にもご主人の発明品がありました。それは『メガネ曇り取り器』です。廃材とドライヤーで作ったというこの機械にもご主人のお客さんを想う優しさが感じられました。
こちらのお店にはまだ驚くことがあります。それは開店した30年前から値段を変えていないということ。ススキノで飲食店を経営している方が味の勉強をしにくるお店だということ。この2つです。
きっとご主人の人柄が味にも現われているのではないかと思います。
イマドキのお店、昔ながらのお店、どちらもそれぞれの良さがあっていいですね。トマトのおでんオシャレでおでんという感じではありませんでしたが、食べてみたいです。みそ味の関西おでんも私が知っているみそおでんとは全く違うようなのでとっても気になります。そして発明品も。結局どっちも食べたい筆者でした。(ライター:北海道saki)