親不孝者が語る、親孝行になるための「霊柩車には親指を隠す」等の俗信あれこれ (1/2ページ)

心に残る家族葬

親不孝者が語る、親孝行になるための「霊柩車には親指を隠す」等の俗信あれこれ

普段の生活のなかで私達は自然と縁起が良い、悪いによってその行動を左右されることがあります。例えば、勝負事の前には「敵に勝つ」ためにビフテキやトンカツを食べたり、霊柩車を見たら手の親指を隠したり、といったようなものです。詳しいことは後述しますが、これらのように私達が何気なく意識している「縁起」というものは、予想外の由来があるようなのです。

■カラスと黒猫

「縁起」とは、仏教用語の因縁生起を略した言葉です。あらゆる現象は、直接の原因である「因」と間接的な原因の「縁」との働きによって生ずるというもので、そこから転じて物事の由来や吉凶に関する事柄などを縁起と呼ぶようになりました。人間の行動と、その幸運不運との間にはまったく科学的な関連はありませんが、この縁起というものを気にかける人も恐らく多いのではないかと思います。ここでは、みなさんが知っている縁起についての有名な事例を挙げ、その由来について述べてみたいと思います。

まず、最初の例として、カラスと黒猫についての「縁起の悪さ」を考えてみましょう。カラスの鳴き方、またはその存在自体に死を連想させる民間信仰は広い地域に存在しています。黒猫にもその姿を目にすると不運があるという伝承が数多くあります。この両者に共通しているのは、その体が黒い色をしているということです。黒という色には、死や不吉な事物を象徴するという位置づけがなされており、それを黒不浄という言い方をするときもあります。

■北枕と霊柩車

次に紹介するのは、知らない人はいないのではないかとも思われる、全国的にも有名な「北枕」についてです。
縁起の悪い行いに関して、最も敬遠されている俗信ではないでしょうか。北枕に寝ると、病気になる、早死にするなどといってこれを嫌う人も多いはずです。この北枕が嫌われる理由として、死者を北枕にして寝かせることから不吉な連想をさせるためだと考えられています。そもそも死者を北枕にして寝かせるのは、かつてお釈迦様が入滅した姿を描いた涅槃図が北枕であったことに由来しています。
もう一つの話は、霊柩車を見たら親指を隠すという俗信です。その理由は霊柩車を見ると縁起が悪いため、親が早死にする、親の死に目に会えない、というものが大多数です。

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