北海道の大学の学食はなぜ「おいしい」のか
[どさんこワイド - 札幌テレビ]2014年11月24日放送の道内ニュースでは、進化する学食について特集されました。
1位 北海道大学
2位 立命館大学
3位 東洋大学
4位 中央大学
5位 札幌大学
これは大手情報会社が、一般の女性会員を対象に調査した『行ってみたい大学の学食』の結果です。なんと、トップ5のなかに2つも北海道の大学が入っています。
タルタルソースがたっぷりかかった「からあげサラダプレート」400円に、鉄板にのった熱々の「チキンステーキ」310円。そして、餃子と野菜が以外にマッチした「スープカリー」464円。これらは全て道内の大学で出されている学食メニューなんです。
今も昔も学生の心強い味方。北海道で進化し続ける"学食"の訳に迫りました。
まずは、北海道大学。お昼休みの学食を訪ねると、かなりの混雑ぶりです。数あるメニューの中で、北大が誇る人気の定番は、565円の「牛とろ丼」です。フレーク状の牛肉が海苔と一緒にごはんにのっていて、とろける食感を味わえます。
牛トロ丼(公式サイトより)
学生の味方"学食"は、安くて、ボリューム満点は当たり前。でも、それだけではありません。牛とろ丼に使われているのは、十勝、清水町のボーンフリーファームの牛肉。広い牛舎でストレスがかからないようにし、餌も外国産の穀物ではなく自家製の牧草などを与えており、安心安全をメインに考えたお肉です。
そう、食材一つをとっても調理する人はもちろん、生産者の愛情がたっぷりと注がれており、学生たちの健康はこういったところから支えられているのです。
地域の人も使える学生福利厚生施設の充実で魅力のある大学に続いては、札幌大学。豊平の住宅街にあるキャンパスです。
この日、ヨガ教室が開かれていました。参加者の多くはご近所の人たち。地域に開かれたキャンパスを目指す札幌大学の取り組みの一環です。
札幌大学(MIKI Yoshihito (´・ω・)さん撮影、Flickrより)

ヨガ教室が終わって皆さんが向かった先はというと...。そう"学食"です。ずらりと列を作る学生たちに混じって並びます。学食はまるでレストランと間違えるほど。
先ほどヨガを楽しんでいた奥様方、今度は学食で食事と会話を楽しみます。学食が地域の憩いの場にもなっているのです。
こういった大学の中のおしゃれな憩いの場は、今道内に広がっています。
北海道医療大学にはなんとカフェコーナーがありました。パティシエが手掛けているというチーズケーキは価格もお手頃。コーヒーの表面に絵柄を描くラテアートだってしてくれます。
学びの場を柔軟に変化させることで、今どきの学生たちの意欲を刺激したいと大学側は考えています。一方学生側も「勉強などに利用するのでありがたい」と。
キャンパス内にどのような憩いの場を設けるか。大学により個性が求められる今の時代を象徴している動きなのかもしれません。
時代に合わせて変化する心強い学食午前8時、再び北海道大学です。学食にはもう学生たちの姿がありました。お目当ては200円でご飯に味噌汁、卵・冷奴・コロッケが食べられる「モーニングサービス」。毎日200人ほどの学生が利用していて、その数も年々増えているといいます。
「仕送り額が15年くらい前の水準に落ちているような状態なのに、携帯電話などほかにお金を使う部分が出てきた。その時に学生が節約できる部分は食べることになる」と北大学食の店長は言います。このようなこともあり食生活の乱れに歯止めをかけたいと登場したモーニングサービス。学生を取り巻く大きな環境の変化に対応しようとしているのです。
時代の変化に合わせて、その姿や役割も変わっていく"学食"。たゆまぬ努力がそこにあるからこそ、いつの時代も、これからも、学生たちの心強い味方です。(ライター:北海道saki)