【絶対に忘れない】香典には「御仏前」と「御霊前」のどちらかご存じですか? (2/2ページ)
■宗派によっては「御霊前」が使えないので注意!
さてここまでは「御霊前」と「御仏前」の違いについて書いてきましたが、実は注意しなければならないことがあります。みなさんもご存知の通り、仏教とひとくちに言っても、たくさんの宗派があります。その宗派によっては、御霊前が使えなかったりするのです。
有名な宗派のひとつ、浄土真宗の教えでは、亡くなるとすぐに「仏」になるんだそうです。「霊」の期間なし。ということは、四十九日を迎える前でも「御霊前」は間違いなのです。なので、お通夜や葬儀に参列する場合は、事前に宗派を確認することが必要です。
とはいえ、人の死というものは予期せずいきなり訪れたりするものです。確認する余裕などない、ということも大いにありえるという考えから、どの宗派、はたまたキリスト教でも「御霊前」であれば致し方ないという向きもあるそうです。
■香典とは『線香やお花などの香の代わりに霊前に供える金品』
日本独自の文化「香典」。
その意味は『線香やお花などの香の代わりに霊前に供える金品』ということです。もちろん死者を悼む気持ちもありますが、一方では、きちんと故人を弔うためには何かと出費がかさむであろうから、という手助けの意味合いもあります。
仏教がおおもとにあるとはいえ、独自の葬儀の仕方、流儀をはぐくんできた日本人。その源となっているのは、お互いを思いやる気持ち、なのではないでしょうか。そう考えると、いままで義務のように感じてやってきたことも、心を込めてすることができるようになるかもしれませんね。