「格安古民家で、憧れの移住ライフ!」...の「意外と大きな出費」 (2/5ページ)
地方都市や高級別荘地は地価が高めですが、過疎地に近づくほど安くなります。その差は大きく、敷地は数十坪から1000坪以上までの開きがあります。
安い物件がほしい人は過疎地が狙い目ですが、雪や寒さに耐えられるか、その適正も考えるべきです。
大地震の不安が増している今、耐震性も重要なチェックポイントだ。現行の耐震基準は1981年6月1日に定められたが、それ以前に建築確認を受けた建物は「既存不適格建築物」の可能性が高い。購入前には耐震診断を必ず受けておきたい。
下見は慎重に。アポなし訪問は非礼と心得よ一軒家の物件に強いのは地元の不動産業者だが、住む場所が決まっていない、どういった物件が出回っているのか掴みたいという移住希望者は、行政の空き家バンクにアクセスしてみよう。
JOINニッポン移住・交流ナビの「空き家バンク・住まい情報」には、自治体発の空き家・住まい情報が全国から集まっている。
「全国で空き家が増えているという割には物件数が少ない」と思った人もいるだろう。それもそのはず、田舎の不動産物件は市場に出にくく、日本の空き家で登録されているのは数%もない。
掲載物件の中には住所が特定できそうなものも多く含まれている。それでもアポなし下見はやめるべきだ。警戒心の強い人もいるし、うっかり私有地に入ったらトラブルの元になりかねない。
下見は気象条件の悪いときに実行したい。そのほうが悪いところがはっきり見えるからだ。空き家になって2年経過している物件は、雨漏りやシロアリ、柱の腐食など細かい所までチェックする。
築年数約40年の建売住宅。空き家になって久しく、傷みが激しい(編集部撮影) 資金がないなら「公営住宅」がベター
誰も住んでいない家は湿気ですぐに傷み出す。住んでくれるのなら格安家賃でもありがたいというのが家主の本音だが、田舎の賃貸借契約はすぐに成立しない。狭いコミュニティの中で暮らしている田舎の人は、借主が信頼に足る人物かひどく気にするからだ。