「格安古民家で、憧れの移住ライフ!」...の「意外と大きな出費」 (3/5ページ)
予算のない人におすすめなのは自治体が運営する公営住宅だ。「定住者促進住宅」なら月の家賃が2~5万円程度で済み、リフォーム代もかからないのも魅力。集合住宅なら同じ移住者が身近にいる可能性が高く、しかも建物の構造上光熱費は割安になる。収入の少ない世帯は「市町村営住宅」という手もある。
北海道幌延町の公営住宅(Asakoさん撮影、Flickrより)

もっとも公営住宅にいつまでも住める保証はない。「いつかは一軒家に」という人も大勢いるだろう。
まずは移住先で地域の人と仲良くなり、条件に合った空き物件の情報に接したら、すかさず交渉に入る。相手に気に入ってもらえれば、「年間1万円」「一升瓶分の酒をもらえれば」と破格の条件を引き出せることもある。
現況渡しの中古物件で避けられないのがリフォームだ。見た目は何の問題がなさそうでも、住んでいるうちに欠点が露わになってくることは珍しくない。業者に頼む場合、100万円を超えるなら見積りをとりたい。
「かなり状態のいい建物でも50万円以上かかるのが普通です。平均的には300万円前後、大規模リフォームになると1000万円を超えるケースも珍しくありません。高額になるのは基礎や屋根に手を加える場合。ただし、雨漏りが発生しているような建物は構造体への悪影響が考えられるので、避けた方が無難です。傷みやすいのは床下と水回りですが、セルフリフォームでコストダウンを図っている移住者も少なくありません。トイレの水洗化は浄化槽の助成を受けても50万円前後かかります」(山本一典さん)
リフォーム工事中の住宅。