近年、一大ムーブメントを巻き起こした『アイドルアニメブーム』を振り返る【後編】 (1/2ページ)

あにぶ

アイドルマスター(C)BNGI/PROJECT iM@S
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前編では過去のアイドルアニメ歴史を振り返りつつ、近代アイドルアニメとの比較を行った。
後半となる今回は、爆発的な人気を巻き起こした『 アイドルアニメ 』のブームの理由とその考察をはかってみたい。

■グループアイドルアニメの台頭

前編でもふれたが、昨今における『アイドルアニメ』の特徴として多人数のグループであることが多い。
これは現実でのアイドルグループのヒットによるものが大きいが、キャラが増えることによりキャラ同士の属性のカバーがきくのでユーザーはアニメの中で自分な好きなお気に入りのキャラを見つけることができる。
さらにはメンバー間の対立や、競争そして友情と物語に厚みが増し、ドラマを描きやすくなる。
一人のキャラを立てるよりも多用な属性、キャラ付けが行えるグループアイドルは、キャラ人気の分散とファンの確保そして、厚みのあるストーリーを生み出すことに成功したといえる。

■なんといってもアイドルソング

『アイドルアニメ』の真骨頂と言えば見せ場のシーンであるライブとそれを彩るアイドルソングが目を見張る。
キャラクターの個性やストーリーと共に重要視されてくる曲の良し悪しは『アイドルアニメ』というコンテンツ全体の評価にも繋がっている。
ポップで王道なアイドルソングはもちろん、ダンサブルなナンバーからバラード、はては演歌な楽曲まで幅の広さ、楽曲の多さはアイドルアニメの魅力のひとつであり人気を支える最大限のバックボーンだ。
今や、アイドルアニメの曲が現実のアイドルの曲と音楽ランキングで競るほどの人気を得ている。

涼宮ハルヒの憂鬱

そして、ライブシーンの出来映えは演出、作画ともに技術が向上しており、アイドルアニメにおける一種のバロメーターともなっている。
その風潮が強くなったのは、屈指のアイドルマニアで知られる山本寛監督が手掛けた『涼宮ハルヒの憂鬱』において文化祭でバンド演奏を行うシーンがある。

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