「俺たちは忘れない」元少年たちが涙した、中川ライター店閉店 (1/3ページ)
札幌の少年なら誰しもが知っているという、中川ライター店が2015年1月12日、創業113年の歴史にピリオドを打った。
当時北海道一の職人が作ったと言われる看板( cxdsew321さん撮影、Flickrより)
ネット通販や大型家電ショップでプラモデルが買えるようになった昨今、個人商店の模型店や、玩具店が次々と閉店していく。これも時代の流れかもしれないが、なんでも簡単に買えるようになったことで失われてしまったものもある。
なかなか手に入らない商品をお店の人が苦労して取り寄せてくれたり、おもちゃについてのマニアックな会話をしたり、という幼き日の思い出がある人は多いだろう。
中川ライター店は雑貨店として創業。戦後はライターや模型などの商品を豊富にそろえ、子供から大人まで幅広い世代の人気を集め、札幌の男の子なら誰しもが扉を開いたことがあるとまで言われた。
終戦直後のままという両開きの門(MIKI Yoshihitoさん撮影、Flickrより)
続々と訪れた元少年たち2014年12月、中川ライター店が閉店セールの告知文を店頭に掲示すると、今では父親となった元少年たちが子供を連れて続々と訪れた。本来、1月末の閉店を予定していたが、在庫が払底したために、閉店を前倒しすることになった。吊るされた模型を見て涙する来店者もいたという。
閉店理由は、約1年前、4代目店主の中川功清さんが急逝したためだ。