【CIA内部文書】暴露された「スパイが入国審査を突破するテクニック」2 (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

 カナダ版には、武術の講師として同国で働いた経験のある日本人男性が、「観光目的」と申告して入国審査を受けるエピソードがあった。1次審査でのやりとりから疑問を持った係員は、男性に2次審査を課す。手荷物検査をしたところ、カバンから胴着が出てきた。「旅行中に趣味の武術をするため」と男性は説明するが、係官は納得しない。男性にスマートフォンを提出させてメール履歴を調べると、渡航前にカナダの道場と交わしたメールが見つかった。道場のメールには「講師を頼みたい。謝礼は支払う」。これが決定的な証拠となり、男性は入国を拒否された。

 カナダやオーストラリア版には、肉製品やハーブなどの食品を持ち込もうとして罰金を課せられる人が多く映る。入国申告書に肉類などを所持しているか問う欄があり、「ノー」を選んだのに手荷物から見つかった場合、虚偽申告として10万円近い罰金を課せられるケースがあるようだ。

 入国を拒否されたらどうなるか。筆者の知人は観光旅行で米国に向かったが、ロサンゼルス空港で入国を拒否されたことがある。知人は国立病院に勤める看護師の女性。イエローストーン国立公園を訪ねるなどの旅行目的にウソはなかったが、係官には〝怪しい〟とみられたようだ。その理由は不明だが、筆者が推測するには、バックパッカー経験がアダになった可能性が高いと思う。「日本人の若い女性看護師がバックパックを背負い、一人でバスを乗り継ぐ旅をするのは普通ではない」と係員が考えたと思う。女性のパスポートには中東を含め途上国の出入国印が多かった。9.11事件後のピリピリした米国で入国拒否されやすい類型に当てはまったのだろう。

 米国の入国申告書「I-94W」には、「あなたは今まで米国のビザ発給もしくは入国を拒否され、または米国のビザを取り消されたことはありますか」という質問事項があり、「イエス」か「ノー」を選ばせるようになっている。その直後には、「重要:もし上のいずれかの項目にイエスを選んだ場合は米国入国を拒否される場合があるため、米国に渡航する前に米国大使館に連絡してください」と書いてある。

 普通、申告書に記入するのは飛行機の中だ。米国大使館に連絡するにはもう遅い。前述の女性が再び米国旅行をするには予め米国大使館に連絡する必要があるわけだ。

「【CIA内部文書】暴露された「スパイが入国審査を突破するテクニック」2」のページです。デイリーニュースオンラインは、暴露ウィキリークスCIA社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る