暴風雪の中、娘をかばって亡くなった父親。あの悲劇を繰り返さないために
[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年1月22日放送の道内ニュースでは、携帯電話のGPS機能を使った暴風雪を想定しての訓練が取り上げられました。
画像はイメージです(nasmacさん撮影、Flickrより)
一昨年(2013年)3月、9人が犠牲となった暴風雪被害をうけて、道東の別海町では携帯電話の位置情報を利用した訓練が行われました。
消防や警察が利用するのは「位置情報通知システム」です。携帯電話から通報を受けると自動的に位置情報が地図に示されます。
この一昨年の暴風雪のとき、湧別町では親子が暴風雪に巻き込まれ、娘は助かりましたが、父親は死亡しました。捜索の際、地元の消防が携帯電話会社と居場所の照会に時間がかかり、親子を探すのに手間取ったという背景があります。
しかし今度は、警察や消防に直接情報が入るため暴風雪などでの遭難者の救出活動に効果を発揮すると期待されているのです。
1月22日の訓練では、位置情報の誤差は7メートル。通報さえできれば自分の居場所が分からなくてもGPS機能が教えてくれるシステムになっています。
過信は危険 でももしものときは...GPS機能を使って緊急通報する場合は、天候や電波の状況などから、車の窓を開け少し顔を出して電話をかけると、より位置情報の精度が増すということです。窓を開けられないときは、ダッシュボードで電話をかけることが有効だといいます。
ですが、警察では過信するのは危険だと話します。警察もこのシステムを導入していますが「2年前は一晩で20件ほど立ち往生の情報が寄せられた。そうなると、救急車もパトカーも足りなくなるので、不要不急の外出は控えてほしい」という理由からです。
位置情報通知システムは、暴風雪の被害防止に役立ちそうですが、外出を控えることが何より大切だといえそうです。
このニュースの放送後には暴風雪のため翌日休校になる学校が発表されていましたから、やはり家から出ないことが命を守るために大切ということがお分かりいただけるのではないかと思います。(ライター:北海道saki)