ソラシド・本坊が明かす、売れていく同期への羨望と焦燥 (1/4ページ)
「芸人報道」「アメトーーク!」などで自身のアルバイト(主に過酷な肉体労働)のエピソードを語り、話題となったソラシド・本坊元児。そんな本坊さんの壮絶なバイトの日々が“自伝的小説”として書籍化された。
タイトルは『プロレタリア芸人』(扶桑社/刊)だ。
生い立ちからはじまり、大阪時代、上京してからの壮絶なバイト(肉体労働)の日々、お金がなく同期の芸人から借金をすることも。そして売れてゆく仲間たちに対する羨望と焦り。「テレビ出演回数よりギックリ腰の回数が多い」という“崖っぷち”の本坊さんの、魂の叫びがつまった一冊。ブレイクできない芸人の苦悩と日常…その焦燥感と絶望感が、小気味の良い文体とともにつづられている。
今回、新刊JPは本坊さんにインタビューを行い、『プロレタリア芸人』についてお話をうかがった。その後編をお伝えする。
(インタビュー・構成:金井元貴)
■“ソラシド・本坊元児”、芸人としての苦悩を語る
――まったくお金がなく公共料金の支払いや借金の返済がままならないのに、なぜか沖縄の伝統芸能であるエイサーの団体への加入のためにお金を支払ってしまうエピソードは、読んでいて驚きました。
本坊:あとで振り返ると、「何やってんねん」って思いますよね。これを読んだお世話になった人がどう納得してくれるのかと。
ただ、あのときは寂しさが勝ってしまったんです。付き合いの深い仲間というと、同期で麒麟の川島とか、後輩のムーディー勝山とか、ネゴシックスとか、売れているやつらばかりで、自分自身しんどくて。無意識に自分の居場所を探していたのかもしれません。
――やはり芸人として、仲の良い芸人が売れていくということに羨望や嫉妬を覚えていたのですか?
本坊:それはあったと思います。わざと距離を置いたりして。
――その後、2013年の終わりから2014年のはじめにかけて、一時期テレビにも出演されていて、ブレイクするのではないかと言われていました。