ソラシド・本坊が明かす、売れていく同期への羨望と焦燥 (2/4ページ)
本坊:正直、僕もブレイクするのではないかと思っていましたよ。それまでほとんど注目されたことがなくて、ネタも、トークも、ギャグも15年間とりあえずやってきたところを、先輩たちが引き上げてくれた感じで。一度外に出てみないか、と。ウェブのニュースでも「2014年のブレイク芸人」として取り上げていただいたのですが、そのニュースのカテゴリが「事故」になっていて、どんな扱いやと(笑)そのときは笑い話にしていたんですが、心の奥では本当に一生で一番大事な一年になるかもしれないと思っていましたね。
ただ、結局1月以降はテレビに出る機会がほとんどなくて、年末年始に撮った4本だけ。BSの番組ではずっと使っていただいたのですが、それ以外はまったくといっていいほどなくて。後々考えたら、番組の企画の中でアルバイト芸人を呼ぶかどうかって、年に一回あるかないかくらいですよね。バイトで面白いことをしているからロケに行かそうとか、ないじゃないですか。自分としてはバイトをしている場合じゃなかったと、焦りましたね。
――ただ、このように本を出版もされて、また本坊さんに対する注目が集まると思います。
本坊:そうなればいいのですが、結果として、この本が僕にとっての最高潮なんじゃないかと思うところもあります。
――これが最高潮だとこれから下がる一方じゃないですか!
本坊:これで本が売れて、アルバイトを辞めたいです。でも、バイトはしないとあかんのです。新しいエピソードが生まれないですから。今は腰を痛めていて休んでいるのですが、あっと言う間に1ヶ月が経っていたので不安です。
――本坊さんの中で、「芸人」という職業に対する執着心はどのくらいあるのですか?
本坊:かなりあります。そうでなければ、もうやめています。大工一本でいったほうが食べられますから。
――お金の話でいえばそうですよね。
本坊:大工一本ならば月に50万円はもらえます。建設現場でも職人になればそのくらいはもらえます。みんな車で現場に来たりしますし、すごいですよ。
――それでも芸人を続ける。
本坊:そうです。