マスコミ「若者の残忍な事件はネット・ゲームの影響!」報道が波紋→若い世代の犯罪率は変わってないことが判明 (1/3ページ)
日刊ゲンダイの報道がネットで波紋を呼んでいる。「川崎・中1男子殺害」に関して、凶器とみられる刃渡り10センチのカッターナイフや結束バンドなどが見つかり、このような行動について大阪産業大客員教授の八幡義雄氏が「小さいころから殺戮をテーマにしたゲームやネットに触れている影響でしょう。」という見解を述べているのだという。本当だろうか。
ー残忍な手口は「ネット・ゲームの影響?」
最近残忍な手口での殺人事件が発生するたびに「ネットやゲームの影響ではないか」という論を述べる専門家の意見などが取り沙汰されることが多い。今回も大阪産業大客員教授の八幡義雄氏による見解は以下のように推測しているのだという。
「小さいころから殺戮をテーマにしたゲームやネットに触れている影響でしょう。『画面の中にあることを試したい』と思う子が少なからずいるのです。凶器を用意するのはアイテムを揃える感覚で、彼らとしてはあくまでも“試し使い”。だから殺すつもりがなく、逮捕されても反省の弁がないのです。殺人事件は今後、もっと低年齢化するでしょう」
つまりネットやゲームが存在するからこのような残忍な事件が増え、低年齢化もするのだという。さて実際どうなのだろうか。
川崎・中1男子殺害 イスラム国を彷彿させる“残忍な手口”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/157437/
ー年齢別の「殺 人検挙人員の年齢層別構成比の推移」

殺人事件の低年齢化が進んでいるということであれば、過去の事例を見ればすぐに分かる。法務省の殺人事件の動向の「殺 人検挙人員の年齢層別構成比の推移」を見てみましょう。
ご確認いただくと分かる通り、一定の変化はあるものの14~19歳の比率は、平成元年からほどんど変わっていない。
むしろ高齢者による検挙率のほうが上昇しているようにみえる。