非道テロ集団・イスラム国「日本の次は中国を狙う!」 (2/3ページ)
"イスラムの兄弟たるウイグル人を中国圧政から解放するため、中国の新疆ウイグル自治区を早晩、占拠する"と」(前同)
そう、中国が擁する新疆(しんきょう)ウイグル自治区は人口約2000万人。イスラム教を信仰するウイグル人が住んでいるが、長らく中国政府から弾圧されてきたのだ。
国際問題評論家の小関哲哉氏が、こう言う。
「1949年の中国によるウイグル侵攻以降、新疆ウイグル自治区に、漢民族が強引に移住してきた経緯があります。そこでは、雇用、医療をはじめ、多様な側面でウイグル族への民族差別が横行してきました」
むろん、待遇面だけではない。中国政府によるウイグル人への仕打ちは、イスラム国に劣らず極悪非道なもの。半世紀で実に50万人近くの死者が出たという。
2009年7月同自治区ウルムチで、漢民族の横暴に反発したウイグル人が抗議の集会を決行。すると、中国政府は有無を言わさず武力で押さえつけ、死者3000人(!)の大惨事となったという(中国政府は死者192人と発表)。
世にいう「ウルムチ大虐殺事件」である。
前出の北京特派員が言う。
「昨年8月には同自治区西部にあるヤルカンド県で、ウイグル人が抗議デモを行うと、即座に中国政府は弾圧。ウイグル人を老若男女問わず、3000人以上を惨殺する暴挙に出ました」
戦時中かと見まがう大量虐殺が今もまかり通っているのだ。
「中国政府によるウイグル人弾圧の激しさに、多くのウイグル人は耐えきれず国外逃亡しています。その数、毎月5000人近く。その一部が、イスラム国に志願兵として合流している。ウイグル人は、中国からの独立に向け、これまでも"聖戦"を繰り広げてきました」(前同)
火種はくすぶっているのだ。
その一方、
「イスラム国によるウイグル侵略のアクションは、まだ先の話では」
と疑念を呈しつつも、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は、イスラム国とウイグルの関連をこう説く。
「イスラム国は、4年後の2019年には、中国の新疆ウイグル自治区を自国の領土とするという近未来図まで描いています。