『ゴーストバスターズ』のマシュマロマン大暴れシーンの製作裏話 (4/5ページ)
ビルをよじ登るシーンは、メカニカルエフェクトスーパーバイザーのシーン・モリスがパイロテクニシャン(火薬技術者)のジョー・ビスコシルと共に火に強い物質で作ったコスチュームをスタントマンに着用させて撮影し、建物の横で顔が溶けるシーンは、3台のガスヒーターを頭部のモデルにあてて、20分かけて溶ける様子を撮影しています。
ゴーストバスターズがビルを爆発させるシーンでは、アニメーションの経験を持つデザイナーが爆発をデザインし、それをモリスがパイロテクニシャンと協力して実現させました。モリスの活躍で巨大な爆発ができたものの、その爆発の大きさにライトマン監督は「これではゴーストバスターズが全員死んでしまうのでは?」と疑問の声をあげました。しかし、エフェクトチームは「それが面白いんだろう」とあっけらかんとした対応をしたとのこと。
当初、マシュマロマンが消滅したことを印象付けるために、かぶっていた帽子がゆっくりと地上に落ちてくるというシーンが入る予定でした。これは、18フィートのアルミニウムで補強された帽子をクレーンで吊るしてゆっくりと降ろすという計画でしたが、落ちる速度が問題となりカット。代わりにマシュマロマンが溶けるという演出になりました。
このシーンを再現するためにプロダクションチームは、ウィリアム・アザートンに150ポンドのシェービングクリームを頭からかぶらせるという計画を立てましたが、撮影の直前にクリームの量が多いと感じたアザートンは、スタントマンで試してどんな風になるのかを知りたいと発言。
その結果、哀れなスタントマンはそのシェービングクリームに押しつぶされてペシャンコ状態に......。結局、クリームは半分の量の75ポンドで十分と判断されたとのこと(2010年にウィリアム・アザートンが「元々75ポンドでスタントの実験後にその半分になった」ともインタビューで話しているので、正確な量は不明)。