ホラーの帝王に直撃。『クラウン』製作のイーライ・ロスにインタビュー (2/6ページ)
自分の名前の入った予告編が作られるのは名誉なことだよ。
彼らに会った時、開口一番「怒ってなくてよかった! 訴えないでください!」って言うから、僕は「ハリウッドっていう場所は製作して成功してから訴えあうものなんだ。だから、まずは映画を作って成功させてから訴えあいっこをしようじゃないか!」ってジョークで返したんだ(笑)。
ジョンは自分のサイトに低予算で作ったMVをアップしていて、それを見ても彼ならいけると感じた。自分達で何かをやるために、彼はちゃんと行動していた。だから彼らの手助けをしてあげたい、何かきっかけを与えてあげたいと思ったんだ。お互いがお互いのファンで、信頼しながら映画を作ることができて、出来上がった作品に対してとても誇らしく思っているよ。サイコーの経験だったね。

心が広いホラーの帝王
――「ピエロは北欧に伝わる悪魔がモデルとなっている」といった本作での設定は架空なのでしょうか? 架空だとすれば、何かをモデルにしているのでしょうか?
イーライ:これは架空だね。こういう質問がきたということは、それくらいリアルに作り込めたってことだろうから、僕らの勝利だ!
監督たち2人はずいぶん北欧神話を研究していたよ。実は、あの予告編の出来と「イーライ・ロスが製作に入る」ということだけで資金はすぐに集まって、いつでも撮れる体制ではあったんだけど、ピエロの神話をがっちり構築してから撮影に入りたくて、脚本作りに時間をかけたんだ。
冬の5ヶ月間、一ヶ月に一人の子供を喰らうという設定や、悪魔の「クロイン」とクラウンを結びつけられたことが、突破口になったんじゃないかな。2人とも脚本家として非常に良い仕事をしたと思う。